ミカドの肖像は良書

猪瀬直樹さんは都知事としての功績の方がクローズアップされて、この『ミカドの肖像』よりも遥かに分厚いそれこそ、資料になるような本も蹴筆しているのにも関わらずあまり話題にされていません。

残念です。この方は絶対に政治家と言うよりやはり、ライターなんです。

ノンフィクションの。

大宅壮一賞を受賞したこの作品は、本当にその人物にあらゆる角度から切り込んだ、本です。

【新品】【本】日本の近代猪瀬直樹著作集　5　ミカドの肖像　猪瀬直樹/著

淡々と見つめるその視点と語られるその姿と、実際に起こった事件のギャップはあるものの、私のマスコミへの憧れを吹き飛ばしてしまいました。

この洞察力は真似したいですね。